このページでは、公設地方卸売市場で取り扱う旬の食材をご紹介をしています。
品目 毛ガニ 入荷先 胆振沖 分布 宮崎県以北の太平洋、北陸以北の日本海、オホーツク海 室蘭近海での漁の時期 6月中旬から8月まで |
毛ガニは言わずと知れた北海道を代表するカニの王様で、見た目の通り全身を覆う毛が名前の由来となっています。
また、別名「オオクリガニ」とも呼ばれています。
水深30メートルから60メートルに生息し、カニかご漁(エサを入れたかごを海底に沈めて捕獲する漁)により漁が行なわれていますが、乱獲を防ぐために春はオホーツク海、夏は噴火湾、冬は太平洋(日高沖)と、場所によって捕獲時期に制限を加えています。
毛ガニの体は黒い赤褐色で、毎年春に脱皮をして大きくなるため、5歳以上になると甲羅は8センチメートル程度まで成長します。
食べ方としては、やはり「茹でガニ」でしょう。ほかのカニと違い、いくら食べても飽きません。
また、生きのいい毛ガニは、炭火で「焼きガニ」にすると甘味がさらに増し、格別の旨さです。
他にもカニ飯や酢の物、マヨネーズを和えてサラダにしてもよいですし、甲羅にお酒を入れて甲羅酒として飲むと、お酒にカニ味噌の旨み・甘味が絡み合い、絶妙な味を楽しむことが出来ます。
毛ガニといえば濃厚なカニ味噌が自慢ですが、カニ味噌とはすい臓と肝臓の機能を併せ持ったような臓器で、グリコーゲンなどが多く含まれています。味噌の色はカニが食べているエサにより変化し、黄色の味噌を持つカニは貝を食べ、黒っぽい緑色の味噌を持ったカニは海草を食べているそうです。
また、甲羅の両側にねずみ色のビラビラしたスポンジ状のものがくっついていますが、これは「ガニ」と呼ばれるカニの「えら」です。
毒性はありませんが、消化に悪いので食べるのは控えましょう。
情報提供:株式会社室蘭魚市場(水産卸売業者)
品目 桃 産地 長野県、山梨県、福島県など 保存方法 桃は冷蔵庫に入れて保存しないほうが良い果物です。食べる2時間~3時間前に冷蔵庫で冷やすのが良いです。長期保存する場合は、1個1個にラップをかけて空気に直接触れないようにしましょう。日持ちはしないので購入しましたら3日以内に召し上がることをお勧めします。 |
桃は中国で約3,000年も前から栽培されたバラ科の果物です。古代中国では、桃は長生きできると考えられ「長寿の実」、「仙果」と呼んでいるそうです。日本では、縄文時代から種が見つかっていますが、本格的に食用となって栽培されるようになったのは江戸時代からとされています。明治時代に入り、中国から水蜜桃が輸入されるようになり、それを品種改良したものが現在市場で売られている桃です。日本の桃は岡山県の白桃から始まり、これを改良して「白鳳」、「あかつき」などの様々な種類が誕生しました。「白鳳」は、口当たりが滑らかで上品な甘さが特徴である人気の桃です。その他様々な触感や甘さなどの異なるものもありますので、食べ比べしながら自分好みの桃を探してみるのも良いですね。主な栄養成分としては、実に、「食物繊維、カリウムなどが含まれているので、便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、冷え症改善、美容効果」などに良いとされています。また、葉は、「あせも、湿疹の予防」とされ、種には、「血行促進」などの効果があるので、無駄な部分が無いですね。みなさんも美容効果と身体に良いとされている桃を召し上がってみてはいかがでしょうか。栄養素
さやえんどうは育成の途中で摘み取られるので、ビタミンCを多く含んでいます。100グラムで1日の所要量の2分の1を摂取できると言われています。ビタミンCはコラーゲンの生成に関わっていて、抗菌作用・抗ストレス作用・シミ・ソバカスの予防にも役立つとされています。
その他、ベータカロテン・ビタミンB群が豊富で肌を美しく保ち、糖質や資質の代謝が行なわれ肌に良く食物繊維も充分に含まれていることから、整腸効果もあると言われています。
桃にはビタミンが多く、更に、食物繊維も含まれていることからコレステロールを減らしたり、血圧を下げる作用があります。また、便秘解消や大腸がんの予防、カテキン類から、がん予防や老化防止にも効果があります。桃の表面にあるうぶ毛を洗い落とし皮ごと食べると沢山の栄養素を取り入れることができるので試してみてはいかがでしょうか。
左右対称の形が良いもので、全体的に色づいており、ふっくら丸身のある全体的にうぶ毛と甘い香りを放っているものがよいでしょう。
桃のコンポートの作り方をご紹介いたします。
桃(1個)は皮ごと、へこみに沿って周りに切れ目を入れ、ねじりながら二つに割ります。種と皮を取りますが、剥きづらければ湯剥きしましょう。皮は残しておきます。桃を重ならないように鍋に入れ、ひたひたの水(桃1個に対し、200ccを入れます。そして、砂糖(大さじ3)、レモン汁(大さじ2分の1)と残しておいた皮を入れ、白ワイン(大さじ1)があればワインを入れて弱火で煮ます。しばらくすると皮から色が出て煮汁が赤い色になるので、桃を裏返しにしながら色を染み込ませます。桃の大きさにもよりますが、大きいものなら、約10分で火を止めて、そのまま鍋で冷やしてください。綺麗な色を出すには、皮の赤い桃を選ぶことです。桃だけ取り出して、皮とシロップを少し煮詰めて、煮汁をゼラチンでかためて桃ゼリーにできます。熱湯消毒したビンで保存すると良いでしょう。
情報提供:丸果室蘭青果株式会社(青果卸売業者)
お問い合わせ
経済部農水産課市場係
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