室蘭市公設地方卸売市場の設置目的について

室蘭市公設地方卸売市場は、昭和43年に室蘭市と室蘭市の周辺にある登別市や伊達市など西いぶり地域・白老町の3市4町に生鮮食料品を安定供給するために、室蘭市中央卸売市場として室蘭市日の出町2丁目3-1に設置されました。

また、平成21年10月には、取扱量の減少から、取引の規制を緩和（開設区域を撤廃）により、広域的な流通を可能にするため、中央卸売市場から地方卸売市場に転換いたしました。

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開設当時の開設区域と流通拠点としての考え方について

昭和30年代当時は、民間市場や問屋街が海岸町周辺に点在し、資金力等も行商等に押されて脆弱であったため、集荷の効率化や産地に対する信用力の強化を目的として、より効率的な販売が可能になるよう複数の卸問屋が合併し、卸業者として再編した上で、入場することとなった。

また、昭和30年代の流通は、国鉄による貨物輸送が大規模輸送の主要な手段となっており、周辺産地（西いぶり地域・白老町・寿都・倶知安・ニセコ・真狩等）からのトラックによる入荷や800を越える西いぶり地域・白老町の広域的な買受業者のための駐車場も考慮し、国鉄沿線に沿う形で、室蘭市日の出町に設置することとなった。