文字サイズ 拡大縮小元に戻す 配色 背景色: 元の色背景色: 青背景色: 黒 EnglishChineseKorean

ホーム > 行政 > 政策・計画 > 市政方針

市政方針

令和3年第1回市議会定例会において市長が説明した「市政方針」について、全文を掲載します。

令和3年第1回市議会定例会市政方針説明

令和3年第1回市議会定例会市政方針説明(令和3年2月26日)(PDF:209KB)

目次

クリックすると直接目的の項目へ進みます

1.はじめに

2.新型コロナウイルス感染症への対応方針

3.誇り輝く室蘭を目指して

1.安心できるまちづくり

2.ものづくりのまちが挑む北の先端産業都市づくり

3.潤いある観光・文化・スポーツ振興

4.世界に貢献する港づくり

5.将来を見据えた公共施設整備と行財政改革

4.むすび

本文

1.はじめに

令和3年第1回市議会定例会の開会に当たり、市政運営に対する私の所信と主な取り組みを申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症が拡大し、日常生活や事業活動が制限されるなど、社会全体に大きな影響を及ぼした1年でありました。

この間、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けて、様々な施策を進めてきましたが、市民や事業者の皆様には、苦労や心配が絶えない中、感染予防対策へのご理解とご協力をいただいていることに感謝申し上げます。

このコロナ禍を乗り越えるためには、行政と市民が一体となって取り組みを進める必要がありますが、昨年相次いだ職員の不祥事により、行政に対する信用を大きく失墜させたことをあらためて深く反省するとともに、今後の信頼回復に向け、私自身が先頭に立ち庁内一丸となり新たな市役所づくりに取り組む覚悟です。

感染症の全国的な流行は、現在も収束の兆しが見えず、社会の先行きは今なお不透明ではありますが、本市では企業の大型設備投資が市内経済の下支えとなるなど、基幹産業の底力が発揮されています。

また、コロナ禍をきっかけとした都市部への人口集中に対する不安の広がりや、働き方に対する意識の変化、環境対策と経済成長を両立させるグリーン社会の実現に向けた動きなど、新たな社会の潮流は、これまで進めてきた人口減少対策や環境・新エネルギー分野などの取り組みの可能性を広げるものです。

厳しい状況下であっても日々変化する社会情勢を見極めながら、本市が持つ可能性を活かすとともに、市民の健康と生活を守り、新しい総合計画に掲げた将来像「室蘭が好き。みんなで創る、住み続けたいまち」の実現に向け全力を注いでいきます。

 

2.新型コロナウイルス感染症への対応方針

次に、新型コロナウイルス感染症に係る対応方針について申し上げます。

現下の厳しい感染状況により、社会経済全般が深刻な影響を受けている情勢を踏まえ、新年度は新型コロナウイルス感染症への対応を最優先とし、市民の健康と生活を守る取り組みや、迅速な地域経済対策の実施とともに、ウィズコロナの視点を持った持続可能な地域社会の構築を進めます。

市民生活の安全・安心確保に向けては、引き続き小中学校や公共施設等での感染予防を徹底するとともに、町内会等が行う感染予防対策を支援することで、地域コミュニティの活動を後押しします。

今後予定しているワクチン接種では、庁内に専門部署を設置し市民への情報発信や問い合わせ窓口を一元化するとともに、室蘭市医師会とも連携しながら万全な体制を確保し対応していきます。

地域経済対策では、事業活動の継続に向けて、感染予防対策や新たな事業手法の導入に加え、個店や商店街振興組合などが実施する集客イベントの取り組みなどを関係機関と連携し支援していきます。

また、長引く外出自粛により、飲食店を中心に様々な業種が影響を受けていることから、今後の感染状況を見極めながらプレミアム付商品券や飲食券を早期に発行し、地域の消費喚起を図っていきます。

さらに、タクシーやバス事業者が実施するプレミアム付交通チケットの追加発行を支援することで、生活に必要な公共交通を維持していきます。

生活に影響を受ける世帯への支援では、児童生徒における就学援助の認定の特例措置を設けるほか、関係機関と連携し生活に困窮する方の相談支援を強化するなど、一人ひとりの不安に寄り添い丁寧に声を聞き対応していきます。

 

3.誇り輝く室蘭を目指して

次に「誇り輝く室蘭」の実現に向けた5つの戦略方針に基づく主な施策を申し上げます。

なお、教育行政に係る基本的な考え方や施策については、教育長より、教育行政方針として申し上げますが、新たな教育施策の大綱に定める目標や基本方針の実現に向け、教育委員会とも連携していきます。

1.安心できるまちづくり

はじめに「安心できるまちづくり」であります。

子育て環境の充実では、各保育所における保育士の業務負担の軽減や離職防止につなげるため、保育補助者等を雇用する費用を支援するとともに、西胆振各市町と連携し潜在保育士の発掘や子育て支援員の養成など人材確保に取り組みます。

若者の定住促進では、結婚や出産を契機とした新生活の家賃等の支援について、対象年齢や所得要件を緩和することでさらなる定住につなげていきます。

健康寿命の延伸では、多世代が気軽に参加できるウオーキングイベントの開催や公共施設での健康ポイントの付与など、歩くことや外出のきっかけづくりを行うことで、市民の健康意識の向上に取り組みます。

生活に困窮する個人や世帯等へのセーフティーネットとして、社会福祉協議会が実施するフードパントリー事業を支援し、生活状況や困りごとなどの相談や支援体制の充実を図ります。

災害に強いまちづくりでは、新たな津波浸水予測に基づきハザードマップの見直しを行うほか、感染症対策を踏まえた避難所の拡大や備蓄物資の拡充を進めます。

安定した医療体制の構築に向けて、市立室蘭総合病院の常勤麻酔科医など医師確保について北海道と連携し医育大学に粘り強く要請していくとともに、経営健全化に向けた増収策を着実に実行しながら、さらなる収支改善に向けた取り組みを進めます。

また、今後も持続可能な地域の医療提供体制の確保に向け、新型コロナウイルス感染症による影響なども勘案しながら、引き続き関係機関と連携し検討を進めます。

障がいのある方の自立に向けた取り組みでは、関係機関と連携し、就労相談や就労後のフォローアップ、企業への理解促進に努めるとともに、市としても就労支援施設への業務発注を進めていきます。

地域公共交通については、バス路線の再構築調査やタクシーを活用した交通手段の実証事業の成果を踏まえながら、持続可能な公共交通網の構築に向けて、交通事業者や関係機関等と連携し取り組んでいきます。

 

2.ものづくりのまちが挑む北の先端産業都市づくり

次に「ものづくりのまちが挑む北の先端産業都市づくり」であります。

環境・新エネルギー分野の取り組みでは、国や企業、室蘭工業大学と、水素など次世代エネルギーの活用を検討する協議会を設立し、室蘭地域における実証事業の具体化を積極的に進めることで、地域特性を活かした新たな産業創造に取り組みます。

企業支援では、生産性向上と競争力強化を図るため、ロボット・IoT・AI等の活用に向けた事業者の意識醸成と導入を支援するほか、航空機産業の将来的な需要回復を見据え、参入企業の販路拡大や受注機会創出の取り組みを支援します。

働き手確保の取り組みでは、UIJターン就職者を積極的に採用したいと考える企業と連携し、市内外に向けて企業情報や採用情報を発信していくほか、コロナ禍における採用手法の多様化に対応するための企業向けセミナーを開催します。

多様な雇用の場の創出では、研究開発・IT企業の進出促進に向けて、企業のテレワークなどの実施を支援するほか、室蘭工業大学の人的ネットワークや、サテライトオフィスを活用した誘致活動を進めます。

PCB廃棄物処理事業の対応では、町内会が所有する街路灯や会館照明器具などの高濃度PCBを含有する安定器の処理費用を支援し、早期かつ期限内の確実な処理を推進していきます。

 

3.潤いある観光・文化・スポーツ振興

次に「潤いある観光・文化・スポーツ振興」であります。

ポストコロナを見据え、稼ぐ観光につながる体験型観光メニューの充実を図るため、国のインフラツーリズムモデル地区となった白鳥大橋の主塔見学や港内クルーズのほか、釣りと食などを組み合わせたモデルプランの事業化に向けた実証事業に取り組みます。

港まつりなどの観光イベントについては、入場者数の制限など感染対策を検討しながら開催に向けた準備を進めます。

地域の文化資源を活用した取り組みでは、日本遺産である炭鉄港に関する講演会や、構成文化財を見学するバスツアーを開催するほか、アイヌ文化の体験学習会の開催を通じて歴史や文化に触れて学ぶ機会を創出します。

環境科学館・図書館については、12月の開館に向け展示や外構・駐車場の整備を進めるとともに、地元商業者と連携した情報発信により室蘭駅周辺地区の賑わい創出につなげます。

スポーツ振興では、(仮称)総合体育館の建設や入江運動公園駐車場の整備を進めるほか、祝津公園サッカー場については、市民ニーズに応える施設の実現に向けて、設計・施工・運営を一括して委ねる事業手法を導入するなど、スポーツ環境の充実に取り組みます。

 

4.世界に貢献する港づくり

次に「世界に貢献する港づくり」であります。

将来を見据えた港づくりでは、洋上風力発電の産業誘致を目指す動きや水素産業の拠点化に向けた取り組みを踏まえ、中長期的な展望となる長期構想を策定したところであり、引き続き港湾施設の配置や土地利用などを定めた港湾計画の改訂作業を進めます。

フェリー航路については、コロナ禍による旅客の減少により業界全体として厳しい状況にありますが、室蘭港からフェリーのともしびが二度と消えることがないよう商工会議所等と連携し利用促進に全力で取り組むとともに、宮古市との航路再開に向けて、年内に予定されている三陸復興道路の全線開通も見据えながら、岩手県や宮古市とのポートセールスのほか、関係機関等への要望活動に継続して取り組んでいきます。

国と連携して進めている祝津埠頭の岸壁改良では、令和4年度の暫定供用開始に向けて、クルーズ船寄港時のバスやタクシーの駐車場整備に着手するほか、道の駅みたら室蘭とのアクセス向上を図るため歩行者通路の設計を進めます。

令和4年の開港150年・市制施行100年に向けては、専用ホームページやPR動画など積極的な情報発信を行い、大きな節目を迎えるにあたっての機運を高めながら未来につながる記念事業の検討を進めます。

また、来たる記念の年を契機とした新たなまちのイメージづくりと魅力の発信に向けて、本市の持つ資源をデザイン化したブランドマークの作成やカントリーサインの更新などに市民と共に取り組みます。

 
5.将来を見据えた公共施設整備と行財政改革

次に「将来を見据えた公共施設整備と行財政改革」であります。

新年度の一般会計予算は、企業の設備投資に伴う固定資産税の増加のほか、内部管理経費の圧縮や、既存事業の見直しの徹底により収支均衡を図りましたが、今後も人口減少による一般財源収入の減少や財政需要の増加など厳しい財政運営が見込まれることから、引き続き不断の努力で行財政改革を進めていきます。

歳入確保では、環境科学館など各公共施設でネーミングライツの取り組みを進めるほか、ふるさと応援寄付金の増収に向けてポータルサイトや返礼品を拡充します。

ごみ処理・リサイクル事業では、ごみの減量化や収集業務の効率化を図りながら、処理手数料の適正化に向けた取り組みを進めます。

立地適正化計画の推進では、市民とまちづくりの方向性を共有する東室蘭駅周辺地区の将来ビジョンの作成を進めるとともに、地域による地区別構想の作成を支援し、住民主体のまちづくりを推進します。

定住につながる空き家活用に向けては、事業者と連携した相談体制の構築と情報発信の強化を進めます。

都市公園のサービス向上と維持管理経費の低減に向けて、AIカメラによる利用実態調査や室蘭工業大学との共同研究を進め、機能再編と活用促進に取り組みます。

公共施設整備では、東町たいわ団地の建て替えや本市への移管を予定している白鳥台道営住宅の改修を進めるほか、新卸売市場の本体工事に着手します。また、新たな財政の見通しを踏まえ、次の行政改革プランを策定する中で、本庁舎整備のあり方について方向性を示していきます。

組織の活性化に向けては、業務改善や働き方改革に関する職員の提案を実現する仕組みを取り入れるなど、市民に親しまれ元気ある市役所づくりを進めます。

4.むすび

以上、令和3年度における新型コロナウイルス感染症に係る対応方針と主な施策について申し上げました。

これまで、コロナ禍で不安を抱えている方々の声に耳を傾けるため、積極的に地域に足を運んできましたが、市民や事業者の方々と接する中で、困難な状況にありながらも、新たな事業にチャレンジする若い経営者の方や、なじみの飲食店を応援する常連客の方など、自らの力で道を切り開き互いに支え合う多くの市民の姿を目にしました。

前向きに歩みを進める姿を目の当たりにして、市民の力強さ、温かさを頼もしく感じると同時に、安心した生活を守るという私の使命を果たすため、これまで以上に市民に寄り添いながらこの難局に挑んでいくことを強く決意したところです。

今、社会は大きく変化しており、これまでの常識にとらわれずに、時代の潮流を捉え新たな手法も取り入れながら、各種施策を推進しなければなりません。

人口減少対策をはじめ、引き続き取り組むべき課題が多くありますが、新しい時代を見据えながら、誇り輝く室蘭の実現に向けて、立ち止まることなく挑戦と努力を続けていきます。

そして、来年迎える開港150年・市制施行100年を、未曾有の危機を乗り越えた未来につながる節目の年とするために、市民と共に歩みを進めます。

終わりに際し、議員並びに市民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

過去の市政方針

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

企画財政部企画課企画係
住所:〒051-8511 室蘭市幸町1番2号
電話:0143-25-2181   ファクス:0143-24-7601
Eメール:kikaku@city.muroran.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか? (必須)

 

質問:このページの情報は見つけやすかったですか?(必須)

 

ページトップへ