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【記者会見記録】令和元年11月25日開催

 

  1. 第4回市議会定例会提出予定議案について
  2. 質疑

 

1.第4回市議会定例会提出予定議案について

記者会見r11125

本日は、記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

12月2日から開催予定の、第4回市議会定例会への提出予定議案についてご説明し、そのあと、最近の市の動きなどをお話ししたいと思います。

まず、議案関係ですが、条例では、水道料金の適正化を図るため、金額の改定を行うとともに、水道法の一部改正に伴い、給水装置工事事業者の指定の更新手数料を定めることに伴う「室蘭市水道事業条例中一部改正の件」など、全部で5件です。

次に、単行議案につきましては、室蘭市青少年科学館及び、室蘭市神代火葬場及び、市立室蘭水族館に関する「公の施設に係る指定管理者の指定の件」の3件です。

次に、補正予算ですが、一般会計と水道会計、病院会計、港湾整備会計を予定しており、一般会計では、国の交付金を活用した認知症高齢者グループホーム等改修費に954万2,000円、同じく国の補助金を活用した市営住宅長寿命化計画に基づく改修費の補正として、6,704万5,000円などとなっております。

また、水道会計では、送水管新設・配水管改良工事にかかわる債務負担行為の設定、病院会計では、経営改善支援業務委託などにかかわる債務負担行為の設定、港湾整備会計では、祝津埠頭の老朽化対策に伴う荷役機械の撤去にかかわる債務負担行為の設定となっております。

次に、最近の市の動きについてお話しします。

令和2年度予算についてです。

来年度予算は市長就任3期目として、初めての当初予算編成となりますが、「誇り輝く室蘭」の実現に向け、市民の皆さんがまちの将来に希望を感じ、住み続けたいと思えるまちづくりの実現を目指す取り組みを進めていきたいと考えています。

本市の財政状況は予算編成方針でも示したとおり、人口減による地方交付税収入の減少などにより、さらに厳しい環境が続くものであり、様々な機会を通じ、全職員一人一人と危機意識を共有していきたいと考えていますが、限られた職員数の中での新たな取り組みとして、業務の一元化による事務効率化を段階的に進めていくほか、引き続き、工事請負費の上限額設定やスクラップアンドビルドの徹底など、各種行財政改革に不断の決意で取り組んでまいります。

 

2.質疑

(記者)来年度の予算6億9千万円の収支不足に対し、どういったことを積極的に取り組んでいくのか。

(市長)人口減に伴う地方交付税の減収が、今まで以上に見込まれていることから、公共施設の適正化を市民の皆さんの理解を求めながら進めていくとともに、業務の一元化や事務の効率化を進めながら、業務体制にも取り組んでいきたい。

また、補助金については、今までも行っていますが、さまざまな減免制度についても、現在の時代に合っているかどうか、しっかり勘案しながら関係する皆さんとも協議・相談を進めていきたいと考えています。

また、先般SLの移設に関してクラウドファンディングの取り組みもありましたが、引き続きクラウドファンディングの活用、あるいは、ふるさと納税、さらには、未売却地の解消など、規律ある財政運営を併せて取り組んでいきたいと考えています。

(記者)補正予算の病院会計のうち、経営改善支援業務委託について、今の時点でどのようなコンサルタント会社を想定しているのか。

(市長)コンサルタント会社は、他市の市立病院などで実績のあるコンサルを念頭に入れながらお願いをしていきたいと考えていますが、特に来年度の市立病院は、経営改革プランの改訂も念頭に置いているので、病院運営に反映されるように経営改善に資するような調査を行っていただきたいと考えています。

(記者)再編協議会でも市立病院の赤字について言われているが、コンサルを入れるのは、協議会から出た話なのか、それとも市としてコンサルを入れようという話になったのか。

(市長)ご指摘の点も否めないところもありますが、経営改革プランで市立病院そのものの業務体質の改善といったこともあるし、話にあったように、協議をしている地域医療再編連携の協議会の中でも、市立病院の経営改革の話もいただいている。いずれの観点からも早急に取り組まなければいけないことから、今回、計上しています。

(記者)病院の経営改善支援業務委託の結論はいつ出るのか。

(市長)具体的な時期については、明言を避けますが、来年の市立病院の経営改革プランの改定もあることから、反映できるように作業をできるだけ急いで取り組んでいきたいと考えています。

(記者)旧絵鞆小学校の解体費を第3回定例会で計上しているが、まだ解体されていない。今どういう状況なのか。

(市長)第3回定例会で議決をいただいているところですが、現在、体育館棟の解体の入札を保留しているところです。

背景には、議決後ではありますが、市民団体からクラウドファンディングと覚書で1,700万円程度の資金を確保できていると伺っている。昨年の公募との大きな違いは、一定程度の費用を確保されていることと、体育館棟の維持・補修を行う計画で、一定程度、地域の安全を確保しているという面では、大きな変更があった。こういった動きは、市としても軽視はできないため、慎重に検討しているところです。

(記者)旧絵鞆小についての予算の執行がストップしているが、最終判断はいつか。

(市長)今、提案をいただいて実現性について協議しているところです。いたずらに結論を先送りするつもりはありません。

(記者)なぜ第3回定例会のタイミングで諮ったのか。急ぐ理由はあったのか。

(市長)毎年、経年劣化による屋根や壁の剝離があり、数百万円単位で維持補修がかかっています。それらを不安視する周辺の声も聞いておりますことから、第3回定例会で予算を上げさせていただきました。

(記者)道南バスが74便減便すると発表したが、道南バスの発表に対する市長の見解は。

(市長)昨今のドライバー不足・人手不足などで、非常に苦渋の判断であったと察しているところでありますが、我々としては、市民の公共交通・市民の足を守る観点から、影響が最小限になるように求めたいと思っています。

一方で、バス路線が安定的に維持・運行できるように、市としても新年度から新しい仕組みを導入しながら、公共交通の確保に取り組んでいきたいと考えています。

(記者)新しい仕組みとは、どのような仕組みか。

(市長)高齢者の免許返納といったこともありますので、これまでのふれあいパスを併用する形で、ワンコインで乗るような取り組みについて、最終的な調整を道南バスや利用団体の皆さんとも協議しているところです。

いずれにしても、市民の皆さんがバスに気軽に乗る、あるいは、乗りやすい環境作りも市としてバス会社と連携しながら進めていきたいと考えています。

(記者)公設卸売市場について、来年度から市場の移転が本格化するが、水産市場の整備が進む中で、青果市場の整備についての話を伺っていると思う。市長の見解は。

(市長)これまでも議会でお答えさせていただいていましたが、水産も同様ですが、卸会社がないと公設卸売市場が設置できないことは一貫してお話ししてきました。

厳しい状況にありながらも青果の卸・仲卸の皆様の調整にご苦労をいただいています。

具体的な話は今週伺うこととしておりますが、基本設計段階の水産市場に加え、青果市場整備に向けての道筋を伺う中で、市開設者としてしっかりと取り組んでいきたいと考えております。

(記者)祝津埠頭荷役機械撤去工事として、アンローダーの解体ということだが、コールセンター機能もやめるということか。

(市長)石炭の積み下ろしは年1回程度の割に修繕費等がかかるため、機能を崎守に移すなど、祝津における取扱は停止したいと考えています。

(記者)絵鞆小学校の話は分かったが、前例になったら、今後もそういう対応をするのか?議決があって、その後から、例えば1千万円あるから待ってくれといった場合、今後も出る可能性はあると思うが。どう考えているのか。

(市長)その辺は私も、重たく考えているところであります。

基本的に、議決をいただいたことは、我々としても非常に重く感じております。

今回の絵鞆小は、現在進行中なので、どう展開していくというのは、私自身も今、明言をできる状況にはありません。

感じますのは、公共で持っているものが維持することができないということは、これは室蘭市に限らず地方都市においては全国のどこでも出てくると思います。

当然そこにはいろいろな思いがあり、いろいろなことを考えながら、市としての方向性を出して議案を提出しているわけでありますけども、例えば今回のような新たな寄付文化といいましょうか、そういった動きの中で要望書に加えて、さらなる、当初、市の想定を上回る、市の想定と異なる展開が出てきた場合というのは、どういうふうに取り扱っていくのか、今後のまちづくりとして、考えていかなければいけないと思っております。

例えば、施設でいうと、だんパラについても、非常に厳しい状況にあります。

一方で、今週も、サウンディング事業で民間の活用といったことも、我々のノウハウだけでは中々難しいところで、これからアイデアが出てくるんじゃないかと期待をしているところなんですけれども、市でできないものはできないですけれども、民間の力で本当に継続できるのかどうかという見極めという作業もでてくるのかなと思います。

したがって、そうならないようにいろいろチェックしなければいけないと思いますが、今後、本市に限らず地方自治体においては、類似の事例というのは出てくるんじゃないかといったことも、実は感じております。

 

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