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【記者会見記録】令和元年8月30日開催

 

  1. 第3回市議会定例会提出予定議案について
  2. 質疑

 

1.第3回市議会定例会提出予定議案について

 

記者会見r10830

記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

9月9日から開催予定の、第3回市議会定例会への提出予定議案についてご説明し、そのあと、最近の話題などをお話ししたいと思います。

議案関係ですが、まず、初めに条例では、地方税法の規定に基づき、来年度から鉱泉浴場の入湯客へ新たに入湯税を賦課するための「室蘭市税条例中一部改正の件」など、合計9件であります。

続きまして、単行議案につきましては、市の本庁舎などの電話交換機設備の「財産処分の件」、1件であります。

続きまして、補正予算ですが、一般会計と介護保険特別会計、公設地方卸売市場事業会計を予定しており、一般会計では、室蘭市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に基づく「認知症高齢者グループホーム及び小規模多機能型居宅介護事業所」整備に対する費補助金や、旧絵鞆小学校ついて、「円形体育館棟」「矩形校舎棟」および「屋外プール」の、およそ4,000平方メートルの解体経費を計上しております。

また、市場会計では、移転建替えにかかる測量・地質調査や旧室蘭高等技術専門学校の解体経費等を措置しております。

続きまして、最近の話題についてですが、初めに、白鳥台ショッピングセンターハックについてであります。

核テナントとなっていたスーパーの撤退により、今年の1月より空白ができておりました、白鳥台ショッピングセンターハック内に、9月6日に「ホームセンターニコット」がオープンします。また、本日オープンした鮮魚店のほか、青果店もオープンすると伺っており、白鳥台地区の皆様の思いが出店につながったと思います。対応に当たられたハックや各店舗の皆さんなど、関係者の方々は大変ご苦労されたと思います。引き続き、白鳥台の活性化に地域の皆さんと共に取り組んでまいりたいと考えております。

次に、合弁会社「室蘭銅合金」の設立についてであります。

日本製鋼所とJX金属が合弁会社「室蘭銅合金」を設立し、再来年9月に操業を開始されます。スマホなどに使われる高機能素材のチタン銅合金が製造されます。事業化されることは大変喜ばしいです。これを機に、日本製鋼所や室蘭のものづくりのさらなる発展を期待しているところです。

次に、地震・津波避難訓練についてであります。

昨年は、北海道胆振東部地震により中止になりましたが、今年は、9月1日の防災の日に併せて訓練を実施します。訓練は、港南から中央地区の一体です。その後、海星学院の生徒さんによる防災講話や、陸上および海上自衛隊と共に、支援物資の輸送訓練を実施する予定です。

先日、宮古市と「災害時における相互協力応援に関する協定」を結びましたが、訓練の積み重ねや他市との連携が、減災につながりますので、しっかり防災について取り組んでまいりたいと考えております。

 

2.質疑

(記者)絵鞆小の解体が、今回の予算措置されて執行されていくと思いますが、いろんな議論がある中で、とうとう解体ということに結びついて、今の受け止めや感じていることを改めて教えてください。

(市長)多くの署名をいただき、なんとか2棟あわせた存続の可能性も探ってきたところであります。これまでも公募など、いろいろな取り組みや手立てをしてきましたが、なかなか皆さんの期待するような結果になりませんでした。これからも、2棟ではありませんが、1棟の跡活用のお話がありますので、併せて、史跡と共に新しい歴史を創っていきたいと思います。

(記者)関連して、市長は解体が最善の方法だと感じているのか、また、文化会審議会が2棟セットで残せという意見を出しておられる中で、地域住民の安全のための解体要望が上回るという理由を掲げてこられたという市の姿勢、この整合性をどう考えているのか。

(市長)一番は老朽化に伴って、周辺への安全への対応といったようなことが大切だと思っております。そういった中でも色々とこれまでも存続の可能性を探ってきたわけでありますが、なかなか叶わなかったということでございます。

文化会審議会からの方からも、色々とご意見を伺いながら、我々としても、皆さんの思いに答えられるようにやってきたわけでありますが、様々な対策、他の民間団体の協力など募ったわけでありますけれど、結果としては、やむを得ないと考えております。

(記者)公設地方卸売市場の関係ですが、今回移転建て替えの測量、地質調査と、高等技専の解体を含めて予算措置されているということですが、市場の移転の関係で当初とは予定が違う青果の切り離しという形で落ちついた意味合いになると思うのですけど、市長の受け止めについて教えてほしい。

(市長)当初、水産・青果共に同じ場所で、卸売り市場を目指していた訳であります。開設者は市でありますが、実際にそこで業を営む皆さんの意見を尊重しなが進めていくところでございます。今回このような決断としましても、しっかり市民生活に影響のないようにこれからも取り組んでいきたいと思っています。

(記者)市場移転についてこれまでも、卸し会社の使用料の滞納とか、経営が厳しいという話、青果に関しても伺っていた。仲卸も絡めて改善の努力をしていって、市としてもそれを見守っていくという方針が示されているが、改めて市長として今の青果の経営状況、運営の状況についてどのように考えているのか。

(市長)青果・卸しの話ですが、収益性の改善、未収の話もいただきましたけど、いずれにしても、卸しと仲卸の連携を前提に、しっかりと経営改善の計画を検討するというところが大切であります。お話がありましたが、非常に厳しい市場流通環境にありますけれど、事業の確実性や継続性、しっかりと確保できるよう今まさに作業を進めているところでございます。

(記者)だんパラスキー場のあり方検討委員会が、久しぶりに再開される。これは市としてこれまで議論がうまく進んでいなかったと思うが、そこで何か新しい考え方や新しい提案を示す気があるのかどうか教えほしい。

(市長)これまでも、だんパラの関係の皆さんと協議を重ねてきておりましたが、しばらく開かれていなかったというのが事実であります。ただ、昨年、皆さんとプランやアイデアを出したり、色々な試みがあって、成果がでたような、そういったところもデータ、あるいは逆に課題点もデータとして整理をしました。

実績についても示しながらお話しをさせていただきたいと思っております。基本的にこれまでお話をさせていただいていますが、だんぱらスキー場についても、多くの皆さんから署名を賜ったこともございました。

将来的なコストについても財政的にも、もう少し工夫をしなければいけないといったことと、皆さんからの要望に対する観点でも、税負担の軽減を併せて皆さん方とお話し合いをさせていただきたいということです。

(記者)基本的には残したいと考えているということなのでしょうか。

(市長)基本的には存続の可能性について、我々もしっかりと皆さんと向き合っていきたいというところです。ただ、たとえば先ほどの絵鞆小学校も同じです。絵鞆小学校も皆さんの思いがあって、これまでも時間がかかりましたが、存続の可能性というところで、結果としては皆さんが100%満足のいく内容ではありませんが、ただ、少しでも、そういう声に寄り添わさせていただく中で行っております。だんパラについても、その可能性というのは、引き続き検討していきたいと思います。

(記者)9月3日で病院の再編協議会で1年、これまで8回開いていたが、なかなか議論進んでいない。今後の方向性を伺いたい。

(市長)方向性については、引き続き再編を目指した協議をしていくことです。確かに回を重ねて、市民の皆さんに結論は出ないのかといったご心配の声もいただいおります。

それだけ難しいテーマだといったことと認識をいただきたいと思います。目指すところは将来に渡って、この地域が持続的に医療を受けられる環境をどうあるべきかというところを議論しており、将来的に患者の皆さんにとっても、魅力のある病院を創る、併せて医師・スタッフにとっても魅力ある病院を創っていくところを目指しており、当然病院には多数の医者やスタッフがいますので、皆さんのモチベーションもありますので、丁寧に進めていかなければいけないと思っております。

今、協議を進めている中で、地域医療連携推進法人のことについても話題にしております。これも全国で再編統合を取り組んでいる地域医療連携推進法人を構築する中で、2025年度以降、再編を目指す取り組みもありますので、一体感をどう構築できるかという話もしています。地域医療連携推進法人についても、色々意見があり、簡単にひとつにはなっていないという状況です。いずれにしても時間はかかりながらも、しっかりとした丁寧な議論をすることで、病院間の信頼関係はもちろん、市民への持続可能な安定的な医療の提供をできるよう、しっかりと鋭意取り組んでいきたいと思います。

(記者)先ほどの入湯税の関係ですが、目的税として使いかたというのは限られるているが、その中で特に力を入れたいと思うものは何か。

(市長)資料に、環境衛生・保護管理衛生・消防施設・観光施設、観光振興に要する費用と書いてありますが、市としては観光振興に係るところで、これから観光振興計画策定がありますので、そういったことをリンクしながら、観光により力を入れていくといったところで財源を充てていきたいと思っております。具体的にこういう予算にといったとことはお示しできる段階ではありませんけれど、観光に資するところに原資を充てさせていただきたいというふうに思っています。

(記者)上下水道審議の水道料金ことについて、先日の委員会で平均19.98%料金値上げする方針が打ち出された。家庭にとっても事業所、工場にとっても影響の少なくない値上げかと思う。市長の受け止めと、市民の理解を得ていくためにどのように行動していくのか伺いたい。

(市長)水道料金に関してご審議いただいている最中です。色々と水を作る施設の老朽化、保全工事等もこれから起工していくといったところでありますが、色々な資材の高騰などもあって、今値上げを考えさせていただいております。

一方で、今まで8立方メートルが基本にありましたが、基準水準を利用者にとってわかりやすい料金体系にしていただけないかといったところの意見もありましたので、併せて今回対応させていただいたいと思っています。いずれにしても、しっかりとした説明・周知に当たらせていただきたいと考えています。将来にわたって持続可能な安定的な水道を提供できることが、絶対使命だと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

(記者)全国や海外の事例で民間の参入というところで、民間業者への委託とは考えているか。

(市長)現在のところは念頭にありません。ただ、特に一般論になりますけど、都市部においては民間委託のほうが効果が出るような話もある一方で、道内においては、なかなか経済性が難しいというお話も伺っております。

繰り返しになりますが、今のところは形体について、直ちに変貌する考え方は持っていません。将来にわたって安定的な水道供給をするところに尽きると思います。

 

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