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【記者会見記録】平成28年12月28日開催

  1. 一年を振り返って
  2. 質疑

 

1.一年を振り返って

記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

年末に際しまして、私なりにこの1年を振り返りお話しさせていただきます。

今年を振り返りますと、北海道新幹線の開業をはじめ、プロ野球やサッカーの躍進など、北海道が歓喜に沸きましたが、本市にとっても明るいニュースが多くあった1年でした。

平成30年の宮古とのフェリー航路開設の正式決定や、アジア最大の客船クァンタム・オブ・ザ・シーズが道内で初めて室蘭に入港したこと、市民の希望の灯・測量山ライトアップが連続点灯10000日を達成するなど、大変喜ばしい出来事がありました。

市の取り組みとしては、エネルギー関連の発信にも努めた1年でありまして、水素ステーションとFCV車が動き出したこと、武揚の杜で水素利用街区のエネファームタウンの誕生や公共施設の入江温水プールにもエネファームの導入、また、蘭東下水処理場でバイオガス発電が稼働したこと、ヤシ殻を燃料とする国内最大級のバイオマス発電所の進出が決まるなど、グリーンエネルギータウン構想が着実に進んでいます。引き続き、環境に貢献できる室蘭を発信していきたいと考えています。

水素以外でも、手話言語条例を施行し手話を使いやすい環境づくりに向けた取り組みや、子どもや親世代に室蘭のものづくりを理解してまちに愛着をもってもらう「てついく」を始めたこと、空き家対策では道内初となる行政代執行による解体に踏み切ったことなど、室蘭独自の取り組みを進めてきたところです。

一方で、市内の基幹企業では一時帰休が予定されているなど、市内の経済動向に注視が必要と考えています。

また今年は、国内外で甚大な自然災害が発生し、本市でも8月の台風10号により各方面で被害を受けたところであり、災害に強いまちづくりに取り組む思いを新たにしたところです。

先週19日には、蘭東下水処理場で痛ましい事故が発生しました。哀悼の意を表しますとともに、市でもさまざまな業務を発注しておりますので、発注者の立場からも作業工程など安全管理について確認が必要と考えております。

さて、平成29年は市長として2期目の折り返しの年となります。先ほど触れました室蘭港-宮古港とのフェリー航路開設が平成30年6月に、白鳥大橋の開通20周年も同じく平成30年6月に、生涯学習センターは平成30年12月に開館予定と、平成30年は大型プロジェクトが続きますが、その前年となる来年平成29年、節目となる平成30年に向けて準備を進め、平成30年を超えて次のステージに進んでいくための重要な一年になります。

その後も、大型の施設建設などが計画され、本市は厳しい財政状況が予想されます。先月に出した平成29年度の予算編成方針では、3億7700万円の収支不足の厳しい財政状況で、人口減少の抑制や誇れる室蘭づくりの実現に向け、スクラップアンドビルドの徹底、繰出金の圧縮、内部管理費マイナス5パーセント、未利用財産の積極活用の4点を方針としたところです。人件費の圧縮が限界にきており、財政構造の変化から、より厳しい状況が想定されますが、歳入増の取り組みを図りながら、持続可能な財政基盤の確立を図るよう取り組みたいと考えています。

これらをしっかり取り組んでいく中で、人口ビジョン・総合戦略などを推進しながら、引き続き人口定住に努め、住みたい・住み続けたい「誇れる室蘭」の実現に向けて、新たなチャレンジと努力を重ねていきたいと考えています。

 

2.質疑

(記者)科学館のSLの移設はさまざまな検討事項があり、逆算すると来年が重要な年になると思いますが、市長のお考えは。

(市長)今回の議会の発表以降、市民の皆さんも関心を持って盛り上がっていると感じています。まずは、SLを大切に保存していただいた機友会の皆さんとお話しし、多くの市民の皆さんの意見を取り入れて、移設に向けた取り組みを講じていきたいと考えています。

(記者)平成30年度に大型プロジェクトが予定されていますが、平成29年度に向けて、実行委員など組織的な取り組みは考えていますか。

(市長)現段階で方針は固めていないが、新たな部署というのは人員的に難しいので、庁内横断的に連携して目指して行きたいと考えています。

(記者)イオン室蘭店の移転関係について、仮に旧東中学校跡地以外の場所に移転するとなった場合、市では旧東中学校跡地をどのように扱う考えですか。

(市長)市としては、当初の旧東中学校跡地への移転を、しっかりと求めていきます。

(記者)室蘭市も協議会に参加している食品ロスの関係について、忘新年会シーズンになりますが、どのように取り組みを進めていきますか。

(市長)3010運動として、宴会時に開始30分、終了前10分はしっかり着座して食事しましょうという試みがあります。これからのシーズンいろいろな会合がありますので、呼びかけていきたいと思います。

(記者)給食での食品ロスはどのような状況ですか。

(市長)依然として食べ残しが無くならない状況ですが、食育や学校給食の場面で、栄養士などを通して、食べ物の大切さを含めて伝えていけたらと考えています。

(記者)保育所の待機児童が30人くらい存在して、来年も夏ころに発生するとのことですが、現状と対策について教えてください。

(市長)女性の働く場面、機会が増えている背景があると思います。待機児童については、状況を把握しながら、認定こども園への参入を目指す団体とも相談したいと考えています。

(記者)クロソイの養殖を断念するとのことですが、経緯や今後の展望を教えてください。

(市長)クロソイの養殖断念は大変残念ですが、主体である漁協の赤字が続き、継続が難しい。しかし、天然のクロソイもありますし、つくり育てる漁港としてクロソイに続く新たな魚種について、漁協と相談して進めていきたいと思います。

 

 

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