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【記者会見記録】平成27年12月28日開催

  1. 記者会見H2712281年を振り返って
  2. 質疑

 

1.1年を振り返って

 

年末に際しまして、私なりにこの1年を振り返りお話しさせていただきます。

この週末に市内各所を回り、市民の皆さんのお話を聞く機会があり「忙しい毎日だね」と、私の体調を気づかう言葉を多くいただきました。今年は、地方創生に関する事業が目白押しであったことに加え、改選期で事業開始がずれ込み、10月以降に事業開始が重なったことが要因だと考えています。

振り返りますと、3月に、本市にとって悲願であったフェリー航路について、宮古との航路が2018年に結ばれる計画の発表があったことは、市民の皆さんはもちろん、私にとっても大きな喜びでした。早速、経済界や観光分野の市民レベルでの交流が始まったことは嬉しいことで、確かな就航を目指していきたいと思います。

また、道内初の「がん対策推進条例」を制定し、検査事業やがん教育などの取り組みを始め、市民のがんに対する意識が向上してきたこと、「子育て支援のブランド化」を打ち出し、第3子以降の保育料無料化のほかにも、子育て応援団制度、子育てガイド発行、子育て応援イベントの開催など、市民、地域、企業などの取り組みが盛んになり、子育てを応援する輪が広がってきたこと、水族館のスタッフのアイデアで、あざらしプールのリニューアルし、この10年間で最高の入館者数11万9千人を達成したことなど、打ち出された施策に、市民の皆さんの関心が高まり、成果が表れはじめていると感じました。

9月には集中豪雨に伴う鬼怒川の決壊など、国内外において甚大な自然災害が頻発した年であったなか、本市では大きな災害がなかったことは何よりでしたが、火災フェリーの受け入れの経験をしたこともあり、災害はどこにでも起こり得ることを念頭に、安心・安全に暮らせるよう、引き続き防災・減災対策、そしてバックアップの取り組みに思いを強くしたところです。

本市経済については、海外市場不振の影響等から企業の一部が一時帰休に踏み切るなど、先行き不安な要素もあり、引き続き市内経済の動向に注視が必要な状況ですが、市内企業の独身寮が相次いで供用を開始したほか、銘菓「草太郎」が復活するなど明るい話題もありました。

2016年についても少し触れてみたいと思います。

まずは2月に策定したグリーンエネルギータウン構想を具現化する一つとして、2016年は「水素元年」となります。北海道、室蘭で初の水素ステーション、FCV導入、武揚小学校跡地には北海道で初のまとまった家庭用燃料電池団地ができるほか、バイオガス発電など、引き続き、環境に貢献できる室蘭を発信していきたい。

ほかには、マイアミのポートセールス、マカオの食のセールス、仙台で新幹線開業に関するPRなど、国内外でさまざまなトップセールスを行って参りましたが、来年度に入港予定のクルーズ客船は、7隻10回の入港が決まりました。

また、3月26日開業の北海道新幹線や特急のダイヤが発表されるなど新幹線開業が目前に迫ってきており、新幹線効果を日胆地域に広めるためにも、市民のみなさんや地域と一丸となった取り組みを進めていきたいと思います。ぜひ小さなお子さんにおかれては、お年玉を貯金して新幹線に乗ってほしいと思います。

来年から山の日が制定され、8月11日が国民の祝日になります。先日、若手職員の政策プロセスマネジメント研修の中で、「山の日」にちなんで子育て世代などを対象に、室蘭岳に登る行事を開催してはという提案がありました。職員の発意発案をぜひ取り入れ、「誇れる室蘭」を最も感じることが出来る山頂に、市民と登りたいと考えています。

山と言えば、測量山ライトアップも7基の輝きに戻り、来年4月に迎える連続点灯1万日に向け、市民とともに見守りたいと考えています。

最後になりますが、市長として2期目のスタートを切った年でありましたが、深刻な人口減少という課題に対処するため、地方自治体と国が一体となって、人口ビジョンと総合戦略を策定した地方創生元年の年でもありました。室蘭には働く場所がないというのは一昔前のこと。Uターンで帰省する皆さんに、是非室蘭に戻って暮らしてもらえるよう、市民の皆さんにも呼びかけていただきたいです。

平成28年度予算では、「室蘭市総合戦略」における施策の推進により、人口減少を抑制し、将来にわたって活力ある地域社会を創出するとともに、住みたい・住み続けたい「誇れる室蘭」づくりの実現を目指して、全力で取り組んで参る所存です。

2.質疑

(記者)今年の政策プロセスマネジメント研修はどのような印象を受けましたか。

(市長)日頃から庁内横断的に考える質が高まってきたと感じます。4つの提案は荒削りですが、本市の課題に着眼点を置きつつ若者らしい新しい発想があったので、これら提案を参考にしながら来年度以降の事業推進を図りたいと思います。

(記者)現在の政策プロセスマネジメント研修はゼロベースから作り上げる研修だが、別の方法として、既存の事業に対して政策を考えるという研修もあり、他部署の人間が異なる視点で考えることも有効と思うが、どのようにお考えですか。

(市長)これまでも、まちづくり協議会のワークショップなどで市民の中に職員が入り込み、素案策定の段階から意見を出すなど取り組んでいるので、今後も本市が取り組む事業について意見を聴けるような方法を検討したいと思います。

(記者)年明けにタイでセールスを行うと思いますが、どのような点をアピールしてくるのですか。

(市長)北海道全体として輸出を促進しているが、一方で物流を考えた時に、いかに北海道に物を持ってくるかという視点で、双方向の物流の可能性を探りたい。また、崎守の引き込み線を利用したユニット方式による小口輸送を知ってもらい、可能性を確かなものにしたいと考えています。

(記者)室蘭地域は、日本創成会議で首都圏の高齢者の移住に適した地域との評価がありましたが、来年以降、西胆振でどのような取り組みが考えられますか。

(市長)CCRC構想については、西胆振の首長会議で取り組むことを確認しました。

地域の活性化ということもありますが、地方に魅力を感じている人を受け入れていきたいと思います。1月には日本創成会議の座長を招き関連のフォーラムを開催するので、市民の皆さんと目指すべき姿を模索したいと考えています。

 

 

 

 

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