室蘭宮古間のフェリー航路開設を検討（平成27年3月11日）

大手フェリー会社の川崎近海汽船株式会社が、室蘭-宮古（岩手県）間にフェリー航路を開設するべく検討を開始したとの発表をしました。とても嬉しいニュースです。3.11に合わせた発表でしたから、被災地である岩手県、宮古市の皆さんもお喜びのことと拝察します。

川崎近海汽船株式会社をはじめ、これまで粘り強くポートセールス活動を行っていただいた皆さんに感謝申し上げます。

これまでの間、「フェリーは室蘭港の象徴である」という市民の心の奥に秘められた感情と、復活を願う多くの皆さんの声を受けとめ、信念をもって粘り強くポートセールスに当たってきました。本当に多くの皆さんのおかげで、光を見ることが出来ました。

今回の航路は、所要時間が10時間ということで、青蘭航路に慣れている私たちにとっては、少々長く感じるかもしれませんが、トラックドライバーの労働規制が強化されたことから、休憩時間を取るには最適な時間ということだそうです。

開設が2018年春の予定ということですから、それまでの3年間、確実に就航できるように準備をすることが大切です。

さらに岩手県と聞いて思い浮かぶのは、南部陣屋ですが、幕末に盛岡南部藩士が、宮古と室蘭を往来していたようです。このように歴史的なつながりもある宮古市に航路が開設されるのは、特別なものがあるのかもしれません。

相互の交流が盛んになるよう、地域全体で盛り上げていきたいと思います。