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平成23年第17回会議記録

審議会等の名称
室蘭市情報公開・個人情報保護審査会(第17回)

開催日時
平成23年2月4日
15時30分から16時まで

開催場所
室蘭市役所4階議会第2会議室

出席者
会長:奈良泰哉
高橋國夫委員、三村美代子委員
(注)事務局:坂口法規係長、齋藤法規係主査
(注)諮問事項説明員:先崎企画課主幹(高度情報推進)丸田企画課主査(同)、坂田企画課主事(同)越田保護課主幹、大柴市立病院総務課長

次回開催予定
未定

傍聴の可否

会議の内容
会議記録の要約

会議次第

(1)諮問事項の審議

オンライン結合による保有個人情報の外部提供について(室蘭市情報公開条例第10条)

  1. 医療扶助(生活保護)レセプトのオンライン請求システムによる社会保険診療報酬支払基金への診療報酬請求データの提供
  2. 西胆振医療情報連携システムネットワークによる市立室蘭総合病院から他の医療機関への患者データの提供(医療機関による情報共有)
  3. 図書館情報システムによる室蘭市立図書館から登別市立図書館及び伊達市立図書館への利用者データの提供(3市図書館による情報共有)

議事の概要

(1)諮問事項の審議

1.諮問事項説明員から、オンライン結合による保有個人情報の外部提供について次のように説明がなされた。

1.医療扶助(生活保護)レセプトのオンライン請求システムについて

現在、保険者から審査支払機関への請求については紙ベースで行っているが、平成23年度から、暗号化経路(VPN)によりインターネット回線を用いたオンラインでの送受信を行うもの。

当該システムの導入により、大量に発生していた紙媒体のレセプトを電子データで管理でき、保管場所や費用等の削減が期待できるほか、医療扶助の適正な実施が期待できる。

セキュリティ対策としては、VPNを採用するほか、室蘭市セキュリティポリシー等に基づく運用を図るものである。

2.西胆振医療情報連携システムネットワークによる市立室蘭総合病院から他の医療機関への患者データの提供について

このシステムに参加する医療機関が、インターネット回線を通じて、患者の同意のもとに患者の服薬・検査データ、レントゲン画像等を共有するもの。

具体的には、市立室蘭総合病院が開示病院として、患者を他の医療機関へ紹介する際、患者の同意のもとに紹介先医療機関が当該患者のID登録をした上で情報を入手するものである。

当該システムの導入により、紹介先医療機関において、詳細な検査データやレントゲン画像などの情報が入手可能となるため、紹介先医療機関での再検査の必要性も少なくなり、より適切な医療の実施が期待でき、患者にとっても迅速な受診が可能となるものである。

セキュリティ対策としては、暗号化経路(VPN)を採用するほか、閲覧先医療機関では、患者のID登録が必要であり、第三者による閲覧はできないものある。

3.図書館情報システムによる市立室蘭図書館から登別市立図書館及び伊達市立図書館への利用者データの提供について

定住自立圏構想の取組みとして、室蘭市、登別市、伊達市の各図書館で1つのシステムを共同利用し、利用者カードの一元化、予約・貸出・返却等を近くの図書館で行えるようにすることにより、利用者の利便性の向上を図り、図書の広域利用と効率的な図書館運営を図るもの。

セキュリティ対策としては、インターネット回線は使用せずに、専用回線によりアクセスを行うものであるとともに、室蘭市セキュリティポリシー等に基づく運用を図るものである。

2.諮問事項について、各委員により次のように審議がなされた。

  • 2について、他の病院を紹介された場合に、また同じ検査を受けなければならず、余計なお金がかかることになっていたというのが、現状であり、情報共有は意義のあるものだと思う。
  • 2については、本人の同意のもとに情報を提供するものであり、問題ないと思われる。
  • 3点とも、説明されたセキュリティ対策のとおりであれば、信用できるものであり、問題ないと思う。
  • 3について、どの図書館でも返却ができるということか。
  • (回答)図書館で運搬することにより対応するため、どこでもできます。
  • 3について、既に発行しているカードを変更する必要はないのか。
  • (回答)そのままでよい。
  • 1及び2について、VPNは専用回線ではないと思うが、安全性はどうなのか。
  • (回答)通常の回線を用いるものだが、仮想的に1対1の専用のドカン(回線)を設けるようなものであり、鍵のようなものがなければ入ることができない上、回線を通るときにデータを暗号化しており、今までこの方式で情報が漏えいしたという例は世界的にもなく、安全性は非常に高いものである。
  • 3について、他自治体も影響するが、他自治体で同様に審査会を開いて判断するのか。
  • (回答)開催すると思うが、確認はしていなかったので、後ほど確認する。なお、伊達市については、既に旧個人情報審議会に諮り、答申を受けて平成16年1月から実施しているものである。
  • 1について、「責任分界点」とは何か。
  • (回答)保険者(室蘭市)と審査支払機関とのネットワークにおいて、室蘭市のコンピュータにデータが入るまでは、全て審査支払機関側において責任を持ち、室蘭市が責任を持つのは、あくまで室蘭市のコンピュータに入っているデータについてのみというその責任の境目という意味。

セキュリティ対策も適切にとられており、オンライン結合について全会一致で承認された。

答申については、「個人情報を漏えいしないようセキュリティ対策に万全を期すること」を付帯意見とすることとし、各委員に了承された。

お問い合わせ

総務部総務課法規係
住所:〒051-8511 室蘭市幸町1番2号
電話:0143-25-2215   ファクス:0143-24-7601
Eメール:soumu@city.muroran.lg.jp

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